前年の記録は使うためにある
監視を入れると記録は自動的にたまりますが、使われないまま翌年を迎える現場がほとんどです。月別に並べれば、どの月に何が起きるかは驚くほど再現します。四月に増えるのは搬送経路の詰まり、十一月に増えるのは消耗品切れ、というように区分まで似ます。分かっているなら、その前月に手を打てます。
セルフサービス機で見るべき指標
端末別の稼働率、平均検知時間、平均復旧時間、モジュール別の再発状況。この四つでほとんどの状況が説明できます。稼働率が常に同じ拠点で下がる場合、原因は機器ではなく負荷にあることが多く、同じモジュールが繰り返し故障する場合は予防交換の候補になります。これらの数値でネットワークを整理すると、どこへ手を入れれば停止時間が実際に減るのかが見えてきます。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「観光期に集中する利用」です。
繁忙月の一時間は閑散期の一時間ではない
同じ一時間の停止でも、利用が三倍の月に起きれば影響も三倍です。年間の稼働率という一つの数字はこの差を消してしまいます。月別に、できれば時間帯別に見ると、優先して直すべき機器がはっきりします。監視の価値は検出そのものより、この優先順位を作れるところにあります。